私はPowerPoint講座をしております。
40代前後のお客様が多く、今までプレゼンとは縁がなかったけども、
やらないといけない立場になったので、勉強をしようという方もいらっしゃいます。
お客様との話の中で、「プレゼンが楽しければ仕事も楽しくなるんだろな」
という話題がでてきたので、その話を掘り下げていこうと思います。
もはやITの小ネタではないですが、大事だと思いましたので書いていこうと思います。
会社で企画を通そうと思ったら「プレゼン」は避けて通れない
自分の企画を上役に承認してもらおうと思ったら、
通常は「企画案」をプレゼンする必要があります。
若手や役職のない立場ならば、
口頭で上司に直談判でもかまわないでしょう。
この「企画案を通すためのプレゼン」が曲者で、
企画の内容が素晴らしかったとしても、
「プレゼン」が上手くできずに企画の良さが通じないと、
企画が承認されないという現象が起こります。
また、「プレゼンが苦手」な人たちは、
企画をする前にこのプレゼンをしなければならないことが苦痛で、
よっぽど通したい企画でないかぎり、
企画を出そうという気持ちにもならないということが起きてしまいます。
会社で報告するにも「プレゼン」が必要
会社で進捗報告や、問題があった時の報告もプレゼンが必要となります。
何も問題がなかったとしても、
「プレゼン」自体が苦手だとその報告のためにエネルギーを使ってしまいます。
これが、何か問題があった時などは、問題解決をしなければならないのに、
問題の報告のプレゼンのためにもエネルギーをつかわなければならないのです。
SEのころにプロジェクトが大炎上し、
プロジェクトマネージャーたちが会社に報告するための資料作りに奔走して、
プロジェクトに対して何もケアしないのに不満をもっていたこともありました。
今となってはそのころのプロジェクトマネージャーたちの気持ちがわかります。
おそろしいのは、この「問題報告のためのプレゼン」が苦痛となって、
問題を報告しないという現象が起きることです。
私自身、報告のプレゼンのために、問題解決の時間がとれなくて、
「報告しなければよかった」と思ったこともなんどもあります。
こっそり解決していれば終わったのではないかと、
何度も思いましたが、結果的にはそんな程度の問題ではなかったので、報告して正解だったのです。
プレゼンが楽しくなるとどうなるか
私はコンサルティングファームにいたころは、
サクッと素晴らしいプレゼンを当たり前のようにやってのけるコンサルタント達をたくさん見てきました。
彼らが「プレゼンを楽しい」と思っていたかはわかりませんが、
苦痛であるようには見えませんでした。
おそらく、「プレゼンが嫌だから企画案を出すことをあきらめよう」
という気持ちにはならないのではないかと思います。
「企画が思いついたら、『簡単な資料作ってあとは話せばOK』」となったら、
自分のやりたいことをたくさん上役に言えるかしれませんね。
問題が発生した場合も、「こういう資料を作って、現状を報告して助けてもらおう。」
というのが気楽にできるのかもしれません。
まとめ
苦手な人にとっては、極力関わりたくない「プレゼン」
私も逃げまわってきたので、よくわかります。
しかしながら、一度ちゃんと向き合い、プレゼンが楽しくできるようになると、
実は仕事が楽になるかもしれません。
練習する相手がいない、知り合いには恥ずかしくて練習姿を見せられないなどお悩みでしたら、
当教室の講座にきてみてください。
よろしくお願いします。